雨滅びオフ構築紹介

前置き

お久しぶりです。剣の舞です。前回の8月の記事で近いうちに記事を上げると言っておきながら何か公開のための実績が欲しいと思っているうちに2月になっていました。そちらの構築は今回とは別の構築になるので今度こそ記事を書く予定です。

さて、今回は2月11日に行われた雨滅びオフに参加してきたので使用した構築を紹介します。なお、戦績は3勝2敗で予選落ちとふるいませんでしたが、自分の中では気に入っているので今回参加した問題点を踏まえながらアレンジして改良していくつもりです。完成形ではないと思いつつ出すタイミングがなくなってしまわないうちに構築の方向性だけ示そうと思ったので記事タイトルも紹介としました。


[以下常態]

使用構築
https://tc.hnys.jp/card/image/6AQag1BtNk


構築の意図

雨滅びオフに参加するのになんだかんだ夢ニョロトノの入手を面倒くさがって雨パ一度も握ったことないな→雨パを握ろう!
そういえば、今個人的にメガライボルト擦っているし、かみなりを搭載すれば足りない火力を補えて雨パと相性いいんじゃないか…
→雨パ+ライボルトで方向性決定
メガライボルト軸である以上サイクルを想定したいので高ステータスかつ一貫性の高い雨暴風を使える特殊カイリュー
ライボルト+高速ドレインパンチで〆る動きが強かったな→残念ながらニョロボンドレインパンチ覚えなかったので雨パっぽいドクロッグ
サイクルの無理をどうにか解消してくれそうでトリルにも対抗できるナットレイ
♢完成♢

個体紹介

メガライボルト

メガライボルトライボルトナイト(いかく・おくびょう)

177(252)-×( )-108(60)-156(4)-107(52)-190(140)

かみなり/ボルトチェンジ/バークアウト/ほえる

ぽけっとふぁんくしょん!

自分がサイクル戦を好むので個人的に最近擦っているポケモン。いかく+バクアで物理と特殊の両方にデバフをかける。同じ動きはレントラーアメモースでも可能だが、メガライボルトメガボーマンダの上からバクアを入れることが出来る。スカーフを持たせれば同様の動きが出来るもののスカーフバレしたバクア(虫の抵抗)打ちは正直置物と化すのでバクア役にスカーフを持たせるのは弱そうだと思っている。採用理由のかみなり、バクアは確定として、いかくのために何度も繰り出したいのでボルチェン、トリルを展開されるとメガライボルトの強みが消えるので対策の吠えるを搭載した。残念ながらメガライボルトはちょうはつを覚えない…
<調整意図>
S:メガボーマンダ+1、C:かみなりの技威力で押し切るつもりのため端数の4振りのみ、余り:耐久

ニョロトノ

ニョロトノ@オボンのみ(あめふらし・おだやか)

197(252)-×( )-127(252)-110(4)-133(0)-90(0)

ねっとう/あまごい/ほろびのうた/まもる

ぽけっとふぁんくしょん!

言わずと知れた雨始動役。夢ニョロモを交換募集し育成、そしてさらに交換進化までお願いしなければならないという煩雑さからいつか育てようと思いつつずっと後回しにしていたポケモン。さすがに雨滅びに来ているのにニョロトノ持ってませんは通用しないと思い、重い腰を上げて交換募集したところ、きゅーちょさんから孵化あまりニョロモをいただいた上に交換進化の協力までして頂けてついに入手することができた。改めてきゅーちょさんありがとうございました。
<調整意図>
単純なHBぶっぱ。バクアで特殊方面はいくらでも火力を下げられるのでBに厚くした。とはいえ、おだやかにしておかないと珠ルンパのエナボで落ちるので性格補正だけかけておいた。オボン用の偶数調整をするか迷ったものの単純に余った耐久関係の道具を持たせただけだったのでどちらでもよいと思いぶっぱしたが、冷静に今考えると偶数にしておくべきだったかもしれない。

ルンパッパ

ルンパッパ@いのちのたま(すいすい・ひかえめ)

155(0)-78(0)-91(4)-156(252)-120(0)-122(252)

ねっとう/エナジーボールねこだまし/まもる

ぽけっとふぁんくしょん!

雨パかつサイクル要素を持つので入れ得だと思い採用したねこだまし+すいすいポケモン。上記の詰め盤面での高速ドレインパンチと同様のこともギガドレインで行えて要素的には最強のポケモンだったのだが、タイプ的にニョロトノナットレイに被っており要検討枠。
<調整意図>
ミラーを考えるとSを妥協する理由も特にないし、高速枠として単純にCSぶっぱした方が強いだろうと思った。明確な耐久調整先が思いつかなかったのと、調整を考えるのに疲れてきたので脳死ぶっぱしたというのも本音。なお、A個体値は妥協。

カイリュー

カイリュー@こだわりメガネ(せいしんりょく・ひかえめ)

197(244)-×( )-116(4)-167(252)-121(4)-101(4)

ぼうふう/りゅうせいぐん/ねっぷう/おいかぜ

ぽけっとふぁんくしょん!

高ステータス+ドラゴンの耐性から一致雨暴風を振り回すポケモン。トリプルではおいかぜやフリーフォールなどサポートよりの運用が多いカイリューだが今回はエースとして採用した。少しでも火力が欲しかったのでメガネで採用。技威力のおかげでカイリューのメガネ暴風の威力はメガネニンフィアのムンフォよりも少し強い。物理主体のカイリューから対角まで届く高火力特殊技が飛ぶとは読まれにくいと思うし、読まれたところで相手目線どこに暴風が飛ぶか予測できないため受けることが難しく十分エースとして活躍してくれたと思う。ただ、S操作が乏しいことと暴風以外の技でこだわることが弱いと思い一応採用したおいかぜが後述のようにこの構築の生命線だったためメガネよりも珠で打ち分けられるようにした方が良いかもしれない。
<調整意図>
サイクルように耐久と火力を確保したかったので一応無振りミラーようにSに端数の4だけ振っておいて残りをCとHに振った。偶数になるのがいやだったのでこちらは奇数調整をしている。

ドクロッグ

ドクロッグとつげきチョッキかんそうはだ・いじっぱり)

169(84)-173(252)-87(12)-×(0)-86(4)-125(156)

ドレインパンチ/どくづき/ねこだまし/フェイント

ぽけっとふぁんくしょん!

当初はニョロボンですいすい発動しながらドレインパンチを打つつもりだったのが、ニョロボンドレインパンチを覚えないことに後から気づき採用されたポケモン。ルンパッパと二枚猫やフェイントでこじ開けられることも強かったし、どく・かくとうというタイプも偉かったがチョッキを持たせてもやはりあと一歩耐久が足りない印象があった。器用すぎたために中盤に使い倒してしまい、ドレインパンチで〆るという当初の動きは一回も決まらなかった。
<調整意図>
S:最速バンギ+1、A:最大、余り:耐久(乾燥肌用に8n+1)

ナットレイ

ナットレイ@たべのこし(てつのトゲ・ゆうかん)

181(252)-160(252)-152(4)-×(0)-136(0)-22(0)

ジャイロボール/タネばくだん/やどりぎのタネ/まもる

ぽけっとふぁんくしょん!

フェアリー耐性が欲しかったのと雨メンツがニョロトノ以外サイクル軸にしては低耐久めのため、誤魔化しのため入れた。モロバレルでもよかったのだが、モロバレルは火力が低く倒し切ることが出来ないと思ったため、ナットレイにしたが眠らせた時点で他のポケモンが自由に動けるのでモロバレルでもよかったかもしれない。ただ、ナットレイナットレイで強くやどりぎのタネを絡めてずっと盤面を守る姿はゴールキーパーのような安心感があった。技構成は高威力のジャイロボール、居座るためのまもるは確定として、もう1ウェポンが悩ましく威力のパワーウィップ・安定のタネばくだん・ジャイロボールで処理しきれないトリル型ニンフィア意識のアイアンヘッドで悩み結局タネばくだんにしたが他の技の方が良かったかもしれない。やどりぎに関してはトリプルであまり活躍しているイメージがなかったため、ステロやとおせんぼうなどもっとトンチキな技も考えたが、雨選出を考えると先発に出す余裕がないためステロは諦め、とおせんぼうに関しても他の部分が回るかすら怪しい新しい構築でいきなり採用して事故るのが最悪だと思い、結局無難なやどりぎにした。実際はやどりぎを相当数打ったので正解だと思う。
<調整意図>
とりあえず、AHぶっぱ。16n+1調整くらいはしてもいいかもしれないが、特に耐久不足を感じなかったのでこれで良いのかなと思っている。

反省

メガライボルトの強みは最低限の火力と耐久を維持しつつスカーフなしでほとんどすべてのポケモンの上からデバフを撒けることの一点にほぼ尽きる。この動きがきちんと出来ているときはメガ枠を割くのに値するポケモンだと思っているが、Sで優位を取れなくなったらメガ枠を浪費した高級レントラーと言われても何も言い返すことが出来ない。したがって、サイクル戦のため役割論理的な思考であまりS操作を重視していなかったのだが、初速の早いメガライボルトを軸にするからこそおいかぜをきちんと処理しないといけないというあたりまえのことを見落としていた。「メガライボルトなんて高級レントラー(笑)」みたいな感じでみんな舐めてくれると思っていたが、何をしてくるかわからない不気味さと私の中央選出率の高さからねこだましを食らうことが多く、初手からバクアを撒けない展開が多かったのでまもるでねこをケアできるようにすべきかもしれない。
また、ナットレイ以外全員雨関係だが、当初は雨があればいいという程度のメンツだと思っていた。だが、カイリューライボルトでダメージレースを優位に進めるには暴風やかみなりが重要で自分の想像以上に雨に依存したパーティだった。特にニョロトノは耐久型で育成しているので序盤は圧がなく終盤で滅び詰め用に使いたいという自分の思惑に対して雨を降らせるためにとりあえず先発しなければならないのが窮屈に感じた。雨滅びオフだからどうせ雨ミラー多いと思っていたのが外れたという言い訳は置いておいてもう少し雨が無くても戦えるようにしておくべきだと思う。
ただ、今回雨滅びオフに参加してこのパーティの根本的な問題点に気づけたのでそれを活かしてブラッシュアップしていきたい。

雨滅びオフの運営、参加者、そして大会前に試運転につきあってくださったきゅーちょさん、元帥さん、たわしさん、そしてトリプル村のみなさんありがとうございました。
何か問題点、質問等ありましたらお気兼ねなくX(旧Twitter)の私のアカウント@Kembu_tripleまでお願いします。